●脂肪は脳のエネルギーにならない
起きているときも寝ている時も、脳はエネルギーとして
多量のブドウ糖(炭水化物)を消費しています。
脳で使われるエネルギーはブドウ糖だけで、
血液中にどんなにたくさんの脂肪やたんぱく質があっても、
脳のエネルギーとしては使われません。
脳の栄養であるブドウ糖は、
◆でんぷん質の食品(米・パン・麺 など)
◆果 物
などを食べることで補給されます。
そして、余ったブドウ糖の大部分は、
脳の非常食としてグリコーゲンとなって肝臓・筋肉に、あるいは脂肪となって体内に蓄えられます。
しかし、脳の非常食として肝臓や筋肉に蓄えておくことができる
グリコーゲン(ブドウ糖)はわずか二日分程度なのです。
では、その後脳はどうやって生きていくのでしょうか?
●脳が自分の筋肉から栄養をとりはじめると・・・・
脳は、非常食として蓄えられたグリコーゲンがなくなってしまうと、
それでも餓死しないよう、肝臓で体内のたんぱく質からブドウ糖を
作り出します。
ところが、ダイエットのため食事量を減らしていると、たんぱく質も
足りなくなっているため、ブドウ糖を作ることができません。
しかしそれでは脳が生きていけない、
そこで脳は、身体を食べはじめるのです!
自分の筋肉のたんぱく質を分解し脳に食べさせます。
↓ その結果、
↓
筋肉は確実に痩せていきます
が!しかし・・・
↓
やせ細った筋肉は基礎代謝の低下につながる
↓ つまり・・・
仮に体重が減っていても、実は減量前よりエネルギーを消費し
づらい身体になってしまっているのです。
こうして「太りやすい体質」がつくられてしまうのです。
●眠りはエネルギー貯蓄対策だった!
普通の体重が維持できるだけの食事をとらないと、
低エネルギー状態になり、脳の燃料になるブドウ糖が
少なければ、脳はその本人を眠らせます。
食べる量を減らした分だけ睡眠時間を長くして、
身体の活動を減らすのです。
動物はえさの量を半分にすると一日中寝ているそうです。
はらぺこでは動く気力もなくなるので、ただ生きるために
寝るのです。なんとも切ない話ですよね。
●脳は自分を食べる人食い族!?
普通の体重が維持できるだけの食事をとらないと、
低エネルギー状態になり、脳の燃料になるブドウ糖が
少なければ、脳はその本人を眠らせます。
食べる量を減らした分だけ睡眠時間を長くして、
身体の活動を減らすのです。
動物はえさの量を半分にすると一日中寝ているそうです。
はらぺこでは動く気力もなくなるので、ただ生きるために
寝るのです。なんとも切ない話ですよね。